
越前屋薬店の中野理佐と申します。
越前屋薬店は、私の夫の実家。創業は江戸時代後期くらい(両親も、はっきりとはわからないのです(;'∀'))
我々夫婦で、10代目の、歴史あるお店です。
さまざまな商売を行ってきたようですが、昭和はじめ頃からは薬屋を営んできました。
そして、日本に資生堂やカネボウがスタートしたころに、義母がカネボウ化粧品の取扱いを始め、
長年「美と健康の店」として、地元西川地域で皆さまにお世話になってまいりました。
わたしが受け継いでからは、薬屋はそのままですが、
「薬をなるべく出さない薬屋」として、活動しております。
合わせて、アンチエイジングエステ・化粧品販売を行っています。
わたしがこの店に入り、「一般医薬品登録販売者」という
医薬品販売の免許を取るために、薬の勉強を始め、
免許取得後も、日々健康の学びを深めるたびに、
わたちたちは不要な薬を飲み過ぎている
ということを知ったからです。
薬は必ずしも、悪者ではありません。
必要なときには、必要なものです。
ただし、薬は「対処療法」
そのときの、不快な症状、苦しい症状を取り除いて、からだを楽にしてくれます。
しかし、病気を治すものではないのです。
そこを間違って、不要な薬を飲み続けてしまうと、
かえってからだを壊すことになってるかもしれないのです。
本当に病気を治すのは、あなた自身なのです。
あなた自身の、もとの元気なからだに戻ろうとする力。
これを自然治癒力と呼びますが、
この力を強くするのは、病院でも薬でもない、
食事と休養
なのです。
食べものだけで、病気が治ってしまうことも多々あります。
また質の悪い食事を続けていたら、
病気を発症する可能性は、極めて高くなります。
肩こり、便秘、頭痛、吐き気、腰痛、ひざの痛み・・・
このような「未病」の症状が表れたら、それは
自分の食事や毎日の生活習慣を、見直すべきときがきた、というサイン。
ちょっとした不調を放っておいた結果が、病気になります。
病気はある日突然、起こるわけではありません。
長年、体内でくすぶっていたものが、徐々に病気となるのです。
健康を気にするなら、
どんな薬を飲むか?
どんなスーパーフードがいいのか?
なんてことより、
日本人が昔から食べてきたものを食べ、
毎日、質の良い睡眠をとり、
軽くでいいから、からだを動かす
これが一番、大事だと考えます。